書架なし生活は続く

 わが研究室の書架は、11台あるうちの7台が震災で破損し、使えない状態にあることは以前のブログで書きましたが、ようやく来週、壊れた分が一時解体されることに。その後、修理に必要な部品を確認したうえで、修理+再組立という運びになっているのですが、部品の調達の関係上、それは6月末になるとか(予定)。

 書架なし生活は、まだしばらく続くわけです。そろそろ不便を感じ始めているわけですが。あの本はどこだ!どこのダンボールだ!みたいな。まあ、書架があっても、なかなか目当ての本が見つからないのは同じでしたが(苦笑)。

 一昨日は学部ゼミ。当初テキスト予定だった『社会保障福祉国家のゆくえ』はまだ出版されないため(ただし完成しましたので、近々市場に出回るかと)、今週と来週の2回は、以下の本を。

 

国際正義の論理 (講談社現代新書)

国際正義の論理 (講談社現代新書)

 いくつかの選択肢の中から、ゼミ生たちの圧倒的な支持を受けてテキストに採用されました(実は2年ほど前にも一度テキストにしたことがあるが、現ゼミ生はその時はいなかった)。今回はまず前半(人道的介入まで)をやりましたが、議論の盛り上がることこの上なし。今年に限らずこれまでのゼミで、最も議論の盛り上がった1冊ではないでしょうか。来週は後半をやります。