今年の3冊(2014)

 今年ももうすぐ終わりです。とりあえず年内予定の原稿などは書き終え、休みに入ろうと思ったら校正ゲラが届き、それを終えたら今度はゼミ生から卒論の草稿が届くなど、なかなか完全オフモードには入らせてもらえません(苦笑)。

 というわけで、今年(2014年)読んだ本の中から、特に印象に残った三冊をピックアップして紹介します。

 「日本はなぜ公務員数が少ないのか」は前から気になっていた論点。それに対して、福祉国家論を含む幅広い視点からアプローチしている点が印象に残りました。タイトルもとてもいいと思います。

 ②

先進国・韓国の憂鬱 (中公新書 2262)

先進国・韓国の憂鬱 (中公新書 2262)

 
 この本を読んで韓国の面白さにあらためて気づき、ゼミの韓国からの留学生といろいろと盛り上がりました。

 ③

二〇世紀の歴史 (岩波新書)

二〇世紀の歴史 (岩波新書)

 20世紀の歴史を新書でまとめるというのは大変だと思うのですが、一定の視点から見事に描かれているという感じで、大げさではなく感動しました。
 
 そのほかにもいろいろと感銘を受けた本は多いのですが、3冊というのが区切りがいいので、このあたりで。3冊中2冊が新書ですが、今年は全体的に新書に良い本が多かったという印象ですね。