模擬講義とか復旧とか

 先週末は高校生向けの大学説明会で模擬講義。今年は震災(一部施設が使えない)&節電のため、週末ごとに(学部ごとの)分割開催になったうえに、参加者を高校2年生以上に限定したため、「参加者が少ないかも」という噂が飛んでいましたが、わが学部は大体例年通りだったでしょうか。

 模擬講義の方は、ドラえもんをネタに権力概念などを説明しつつ、それを生かして日本の首相のリーダーシップや菅政権などにも触れるという、ややアクロバティックな内容で。まあ、普通の講義ではやりませんが、ここはサービス精神です(苦笑)。見ていた某先生によりますと、ドラえもんネタは高校生に、菅政権ネタは父兄にウケが良かったようです。

 さて、この間もう一つ大きな出来事は、3月11日の震災で壊れて解体されていた研究室の書棚が、部品を補充してついに再組み立てされたこと。今度は転倒防止もさらに強化。

 そして先日、指導する院生の助けを借りて、本も詰め直し、ようやく復旧。テーマ別に並べ直すなどしたので、詰め直しの作業には思いのほか時間がかかりましたが(当初一日で終わるかと思ったが、一日でできたのは和書だけでした)、もともと無秩序に詰め込まれていた本たちが、少しだけ整理して置けたのはケガの功名というべきでしょうか(ずいぶん大きなケガでしたが)。断捨離にも努めましたので、本棚のスペースにも少し余裕もできました。

 しかしあらためて思ったのは、僕はどんだけ本およびコピーを持っているのかということ。まあ、この際ですから、この夏の間に引き続き断捨離と、昔のコピー論文などの電子化(紙は廃棄)に努めて、さらなるスペース確保につなげたいと思っているところです。