ポシティブ・アクション

 今日は、全学の男女共同参画関係の担当の先生が来訪し、「ポジティブ・アクション」の正当性の根拠について意見を求められました。

 その先生からのご依頼でこういうことになったのですが、僕はジェンダー関係研究者でもないし(まあ、そっち方面に親近感があることは否定しませんが)、なぜ僕に聞きに来るの?…という感じだったのですが、次のような過程だったようです。

①僕が講義で「アファーマティブ(ポジティブ)・アクション」について話した(ただし文脈はむしろ人種・民族問題)ことが、受講していた学生から某A先生に伝わる。

②某A先生から男女共同参画の部局の某B先生へと、「アファーマティブ・アクション」ならYKだ、と伝わる。

男女共同参画の部局の先生から、僕に意見聴取の依頼。

 人間、どのようにつながってくるかわからないものですね(笑)。…しかし、授業で扱っているとはいえ、僕はそれほど詳しいわけではないので、お役に立てたかどうか心許ないです。一応、平等(公正)、多様性から生ずる価値や利益、権利という3点を軸にお話しましたが。

 ちなみに、前日になって慌ててチェックした本はこちら。
 

ポジティブ・アクションの可能性―男女共同参画社会の制度デザインのために

ポジティブ・アクションの可能性―男女共同参画社会の制度デザインのために

 なお、今日来訪した先生も、今日に備えてこの本を急いで読んできたことが判明し、お互い笑ってしまいました。