猛暑日が続いても、夏休みは終わる

 他の同業者の方々が海外出張に出かけるなど夏休み真っ盛りの中、わが大学は粛々と夏休み終了。とりあえず、暑すぎて夏休みが終わった気にならない…。

 夏休み中にやる最低限の宿題としていた某原稿も、ひとまず一通りは書き終えました。しかし、どうしていつも字数がオーバーしてしまうのか。というわけで、これから厳しいダイエット期間に入ります。

 授業の方も今日から早速、やってきました。今日から始まったのは、2年生向けの入門ゼミ。以前ちょっと「テキストを迷っている」と書きましたが、結局この本に決定。

現代政治理論 (有斐閣アルマ)

現代政治理論 (有斐閣アルマ)

 ただ、議論を盛り上げるために、毎回「ディスカッション・テーマ」をこちらから提示し、考えてきてもらうことに。たとえば、「格差を埋めるための再分配は、「自由」の観点からは望ましいか否か?」というような感じ。

 また、明後日からは大学院ゼミも始まります。2学期からのテキストは次の本で、院生の関心にあった章をぼちぼち読んでいくことになります。

Comparative Politics: Rationality, Culture, and Structure (Cambridge Studies in Comparative Politics)

Comparative Politics: Rationality, Culture, and Structure (Cambridge Studies in Comparative Politics)

この本の第1版の方(↓)は、10年ほど前、僕の関心が政治理論から比較政治の方向へと転回(展開かも)していくきっかけになった、僕に大きな影響を与えた本でしたが、さて第2版はどうでしょうか。

Comparative Politics: Rationality, Culture, and Structure (Cambridge Studies in Comparative Politics)

Comparative Politics: Rationality, Culture, and Structure (Cambridge Studies in Comparative Politics)