2学期のゼミ書評②

 他の同業者の方から、「新学期が始まった」という声がちらほら届いていますが、我が大学はもう開始から1ヶ月が過ぎ、既にそろそろ疲れの出る頃です。おまけに気候変動も激しいので、体調管理に気をつけねば(昨年はこの時期に熱を出して寝込んだので)。

 さて、今日はゼミの日。今日も4年生の卒論構想発表ですが、今日のテーマは「平和構築と人間の安全保障の連関について」。なお、先週のテーマは「90年代以降の日本の福祉政策」でした。

 また、今回のゼミ書評で僕が紹介した本は以下の2冊。

 ①とにかく「議論にキレがあるなあ」というのが第一印象。特に前半は、90年前後にもうこんなことが書かれていたのか、と。

「政治的なるもの」の行方

「政治的なるもの」の行方

 ②野党期のイギリス保守党の党内改革についての研究。僕も最近「野党期の労働党」(80年代〜90年代前半及び現在)に関心が(再び)向かいつつあるので、その点からも興味深く読めました。

イギリス・オポジションの研究―政権交代のあり方とオポジション力

イギリス・オポジションの研究―政権交代のあり方とオポジション力