木曜だけど火曜
更新を2週間も空けてしまいました。10月というのは、油断しているとあっという間に余裕のなくなる時期です。
先週の3連休は学会に行っていました。今回は久々にお役目(報告とか討論者とか司会とか)がなく、気楽に勉強してこようという心持だったのですが、いろんな別件の打ち合わせがあったので、なんかとても忙しいというかあわただしいというか、そんな学会でした。打ち合わせ自体はどれも一歩前進という感じで、よかったです。
しかし、そうやって慌ただしくなった一つの要因でもあるのですが、今回の学会は、「パネルが時間通り終わらない」傾向が顕著でした。もうそれがスタンダードになってしまったんですかね。その他にもいろいろあって、若干もやもやした気分で帰路につくことに。
この3連休、我が大学では大学祭で、火曜日は片づけのため臨時休業だったため、そのあおりを受けて、今日は木曜だけど火曜の代替日。講義とゼミをやってきました。
というわけで、本日のゼミで僕が書評した本は以下の2冊。
①エレガントな手法でドロドロした利益誘導を分析。自民党の長期政権の構造と現在の低落の要因を読み解く。僕はこういう分析はわりと好きです。
- 作者: 斉藤淳
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2010/08/12
- メディア: 単行本
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②「通貨」が「政治」を翻弄しているように見がちな昨今の状況ですが、経済学者は「政治」が「通貨」を翻弄していると見るんですね。
通貨で読み解く世界経済―ドル、ユーロ、人民元、そして円 (中公新書)
- 作者: 小林正宏,中林伸一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: 新書
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学部ゼミは4年生による卒論報告も一巡し、今日から新展開だったのですが、その件についてはまた次回に。