そして三学期

 三学期に入りました。先週水曜日からだったようですが、僕の授業は火曜日なので、最も後発で今日から開始。

 今学期の講義は「政策過程論」。①理論・分析枠組、②戦後日本の政策過程のアクターと構造、③近年の変化、という構成です。1年ぶりのふたコマ連続講義なので、とりあえず初回の今日は疲れました(まだ体が慣れていない・苦笑)。風邪気味でノドの調子が悪いのも一因ですが…(ここ一カ月ほど、家族内で風邪をうつしあっている)。

 そして学部ゼミの方は今学期も引き続き。三学期前半のテーマは、「論文を読む」。学問的「研究書」「研究論文」として位置づけられる文献をテキストに、内容について議論するとともに、政治学の論文の書き方についても考えようというコンセプトです。

 テキストは、これまでこのゼミで学生たちが「書評」で取り上げたものの中から、学生と相談してチョイスし、以下に決まりました。

 ①12月14日

小泉改革の政治学

小泉改革の政治学

 …の中の、「第1章 小泉改革は揺らぐことなく進んだのか」+「第4章 官邸主導の予算編成はどこまで実現したのか」

 ②12月21日

熟議の理由―民主主義の政治理論

熟議の理由―民主主義の政治理論

 …の中の、「第1章 なぜ民主主義なのか」〜「第3章 接点の模索」

 ③1月11日

自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾

自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾

 …の中の、「第8章 選挙制度改革と政策変化」

 ④1月25日

社会統合――自由の相互承認に向けて (自由への問い 第1巻)

社会統合――自由の相互承認に向けて (自由への問い 第1巻)

 …の中の、齋藤純一「制度による自由/デモクラシーによる社会統合」

 なおその後は、4年生の卒論発表に進みます。