まだ×5

 前に「ストレスが多そうだ」と書いた1月も下旬に差し掛かりました。休日出勤した某入学試験関係の業務は、いろいろあって(ミスではない)やや大変でしたが、全体的には思ったよりストレスがかからずにここまで来ております。

 他の大学の同業者の方からは、「今学期最後の授業を終えた」とか「レポート採点中」といった便りが届いていますが、3学期制の我が大学はまだまだ学期中。あと5週(!)あり、最も3学期制を呪う時期です(苦笑)。ただ、そんな我が大学もいよいよ、ようやく、ついに2学期制へと動くようですが。

 さて、これまでも書いている通り、僕のゼミでは、正規のテキスト報告のほかに、隔週で参加者全員がその間に読んだ本の「書評」を提出することを課題としていますが、残りの隔週は気になった新聞記事を紹介することを課題としています。これにも、僕も参加します。

 というわけで、このネタ探しのために、新聞は隅から隅まで(というのは言い過ぎか)読むのが日課ですが、ここのところは、新聞を読むのがどうも苦痛になってきているのですよね。特に日本の政治面(笑)。相変わらずの政局中心報道に、テンプレートがあるのではないかと思わせる(いや、たぶんあるんだろう)、判で押したように同じような展開の政策記事…。

 そんな中、その原因を突いた興味深い雑誌記事を見つけたので、今日のゼミではこの記事を紹介。

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 1/19号 [雑誌]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 1/19号 [雑誌]

 …の中の、「だから新聞はつまらない」という記事。「思考停止」に「フェアでない姿勢」…、思わずうなずいてしまう内容でした。それとともに、ジャーナリスト希望者に限らず、「思考停止」しない人材を育てることが、大学の(特に僕たちが関わっている分野の)使命だよなあ、という思いをあらためて強くしました。