再開

 夏休みも終わり、先週より講義が再開。夏休みが終わったとたん残暑が厳しくなるという苦しい展開でしたが(苦笑)、何とか乗り切りました。

 冷房期間は先週で終わるということだったので、この調子でエアコンが切れたら今週はどうなるのかと戦々恐々でしたが、とりあえず今日は寒いくらいの気候で、ホッとしているところです。

 さて、二学期最初のタスクは、毎年恒例『政治思想』のレポート採点。今年は何が良く読まれたでしょうか?結果は、

 第1位 君主論
 第2位 日本の思想
 第3位 人間不平等起源論
 同 共産党宣言
 第5位 社会契約論
 同   職業としての政治
 同   市民政府論(統治二論)
 同   自由論

 …ということで、またしても『君主論』がトップ。なぜだろう?という疑問は今年も継続。なお昨年の結果は、http://d.hatena.ne.jp/Yasu_K/20100908/p1

 今年の特徴は、本別で言うと、例年に比べ『人間不平等起源論』や『共産党宣言』が多かったことですね。やはり不平等社会の進展の影響?

 また、著者別では、ニーチェを選択して読んだ人が多かったことでしょうか。世の中はニーチェ・ブームのようですが(NHK教育でもやってましたね)、これも日本社会の現状を反映しているのでしょうか?