好きだけど弱い季節

 一段と寒くなり、鼻炎は一進一退を繰り返し、どうも風邪っぽい症状も出てきたりして、体調的にはいまいち調子の出ない今日この頃。10月前後のこの季節は、涼しくなってきて頭が冴える感じがして好きな季節ですが、気候の変化についていけず、毎年のように風邪をひいてしまいます。今週末に学会がありますが、大体この学会は、風邪の治りかけか、風邪真っ最中か、帰ってきてから風邪をひくか、どれかであるような気が(苦笑)。

 というわけで、昨日の講義は、僕自身いつもと比べるといま一つテンションが上がらずに、というかキレを欠く感じで終わってしまったという自己評価。学生に見抜かれてはいないと思いますが…。

 さて昨日のゼミでは、恒例の書評提出。僕が学生に紹介したのは以下の2冊。

 ①再帰的近代の個人化の時代にあって、宗教はどのように位置づけられるのかは、特に9,11以降に関心があった問題。なかなかおもしろかったですし、「個人化」についてもさらに理解が深まったような気がします。

〈私〉だけの神――平和と暴力のはざまにある宗教

〈私〉だけの神――平和と暴力のはざまにある宗教

 ②以前にもここでは取り上げた本ですが、あらためてゼミ書評で。この世代の方は、みなさん旧制高校の良さを強調されるなあ、とか(本筋とは関係ないですが)。

人間と国家――ある政治学徒の回想(下) (岩波新書)

人間と国家――ある政治学徒の回想(下) (岩波新書)

 そういえば、某ゼミ生から「某新聞社から内定を受けました!」とのうれしい知らせ。これでゼミOB・OGを、A、M、Y、NKに送り込むことに成功。全国5大紙ではあとはSだけですが、さて。