まだ上り坂?
久しぶりに更新しました。あまり「忙しい」とは言わないようにしているのですが、さすがに多忙きわまるという感じで、なかなか時間がとれず。しかも、この時期の仕事は神経使うものが多いうえに、まだ上り坂の途中(=ピークではない)っぽいというのがまた…。
だいたい、まだ授業期間まっただ中ですし!
さて、というわけで、学部ゼミもまだ展開中。3年生の文献報告が先週で終わり、今週からは卒論報告に入ります。今年は、執筆者に報告してもらうだけでなく、他のゼミ生がその卒論を読んだうえでコメントを提出する、という初の試みをします。さて、どうなりますか。
なお、先週やった最後の3年生報告で取り扱った文献はこちら。エジプト革命など「アラブの春」に興味がある学生だったので、根本的に民主化というものを考えるきっかけになればと。
- 作者: サミュエル・P.ハンチントン,Samuel P. Huntington,坪郷実,薮野祐三,中道寿一
- 出版社/メーカー: 三嶺書房
- 発売日: 1995/10
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
また、前回はゼミ書評。僕が紹介・書評したのはこちらの2冊。
①再帰性などの議論ももちろん興味深いのだけれども、「なぜデモクラシーは必要か」「人々をデモクラシーに誘うために何が可能か」といった根源的な論点を扱っている点が、とても良かった。ぜひ学生に読ませたい論点なんだけど、学生にはちょっと難易度が高いかな…。
- 作者: 宇野重規,田村哲樹,山崎望
- 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
- 発売日: 2011/12/20
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 581回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
②この仕事やっている以上は、読んでおくべきかと思って。余裕があれば、これもやはり学生と議論してみたい1冊。
- 作者: 森岡孝二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/11/19
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 46回
- この商品を含むブログ (19件) を見る