息つく間なく新年度

 あっという間に、新年度開始。

 僕は、主に1年生向け(しかも学部の大部分が受講する)の専門基礎講義を持っておりますが、この講義の初回だけは、いつも緊張します。前の日にお腹痛くなるくらいに(苦笑)。相手がどんな人たちかわからない、というのもあるのでしょうか。

 さらに、3・4年生のゼミも開始。わが学部では、ゼミに関しても事前の登録システムなどがなく、そのほかの講義同様、初回に教室に行って初めて、どんな人たちが履修希望者かがわかります。これも結構、腹痛になる原因に(苦笑)。一人もいなかったらどうしようとか、多すぎたらどうしようとか考えてしまうんですよね。

 ・・・で、今年はふたを開けてみたら、意外と多かった。多すぎてもゼミが回らなくなるのですが、今回はぎりぎり許容範囲か、ということで、選抜などはナシにして全員受け入れ。

 とりあえず1学期は、「時代の先端を行く論点を、「政治学」的に考える」をテーマに、新規ゼミ生たちの希望も聞きつつ、テキストは以下に決定です。

 

ポピュリズムを考える 民主主義への再入門 (NHKブックス)

ポピュリズムを考える 民主主義への再入門 (NHKブックス)

 
官僚制批判の論理と心理 - デモクラシーの友と敵 (2011-09-25T00:00:00.000)

官僚制批判の論理と心理 - デモクラシーの友と敵 (2011-09-25T00:00:00.000)

 
アクセスデモクラシー論 (新アクセス・シリーズ)

アクセスデモクラシー論 (新アクセス・シリーズ)

の中の、「自治・分権とデモクラシー」
 
一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

 さあ、どうなるでしょうか。

 ちなみに、大学院のゼミの方も開始。今年度は、以下の論文集の中から、毎回1章ずつピックアップして読んでいくことにしました。

The Oxford Handbook of Political Science (Oxford Handbooks of Political Science)

The Oxford Handbook of Political Science (Oxford Handbooks of Political Science)

…しかしデカイ本を選んでしまった。事実上、準備が研究室でしかできませんね(苦笑)。