もう折り返し

 暑い日が続きます。もう、ビールとアイスがやめられない状態に…。オリンピックも始まりましたが、競泳ばかり見てしまうのは、何となく涼しげに思えるからですかね。

 夏休み中ですが、別に休んではおらず(強調)、授業期間中にはできない、さまざまなことに勤しんでおります。秋に締め切り予定の論文のための準備(最近進めている社民政党比較分析の一部)を基本としつつ、やはり秋に予定されている研究会報告(イギリス労働党について)のための勉強もぼちぼちと。研究面では、しばらくはこの2本立てで。

 でも今年の夏は、この時期になってもいろいろと会議が多くて、なかなか研究に専念できない状況ではあります。来年度から2学期制に変わるので、そのためのカリキュラムの再編など。

 そのような中、7月末には、研究会のために京都へ。下の本についての書評報告を、著者の所属である○命館大学の研究会で行ってきました。

 

福祉国家再編の政治学的分析―オーストラリアを事例として

福祉国家再編の政治学的分析―オーストラリアを事例として

 著者は、僕の大学院の後輩にあたる方でもあり(ただ在籍期間は重なっていません)、そのこともあって僕に依頼されたようです。いろいろコメントさせていただきましたが、著者のエネルギーを感じさせる本です。最近、若い方々の出版が続いておりますが、その中でも特に刺激的な1冊ではないでしょうか。

 著者からは、「丁寧に読んでもらってありがとうございました」と言われましたが、その評価は僕にとってもうれしい。書評やコメンテイターなどをする時、ともかく「丁寧に読むこと」を心がけているので、それが報われた感じがします。

 また、研究会では、久しぶりにお会いした方(この大学には結構知り合いが多いので)や、著作は読んでいて知っているけれども初めてお会いした方など、いろいろな方とお話できたこともよかったです。

 さて、9月1日に2学期が始まる我が大学では、夏休みはもう折り返し地点。さらに研究を進めたいところですが、8月が結構、他のことに時間を取られたりするので、さてどうなるでしょうか(とか客観的に言っている場合ではないのだけど)。