今年の3冊+1冊

 帰省の日は迫るが、仕事は終わっていない…。指導している修士論文(年明け締め切り)の添削はもちろん、年内に原稿(書評)を一つ書き上げたいところなのだけど。帰省にパソコン持っていく事態は避けたい!

 そうこうしているうちに、新たに校正も届いたり。まあこれは年明けに回すしかなさそうですが…。どうも編集者の人というのは、お正月やお盆やゴールデンウィーク直前に校正を送ってきて、締め切りをその直後に設定する傾向があるような気がする…というのは被害妄想でしょうか(笑)。自分が休んでいる間に、こちらに仕事をさせておこうとか考えているわけではないと思いますが(苦笑)。

 さて、おそらく今年最後の更新になると思いますので、今年読んだ本の中で、特に印象に残った3冊を。

(1)政治理論・思想部門
問題の立て方が素晴らしい1冊。

ハンス=ゲオルグ・ガーダマーの政治哲学―解釈学的政治理論の地平

ハンス=ゲオルグ・ガーダマーの政治哲学―解釈学的政治理論の地平

(2)現代政治部門
これはこちらでも何度か紹介しましたね。

反転する福祉国家――オランダモデルの光と影

反転する福祉国家――オランダモデルの光と影

(3)新書部門
こちらも紹介済み。1月のゼミのテキストになりました。

社会を変えるには (講談社現代新書)

社会を変えるには (講談社現代新書)

(番外)小説部門
今年出た本ではないですが、今年読んだ本の中で、ということで。小説は基本的に文庫しか買わないし、ハードカバーは図書館でしか借りないことにしているので、新刊はあまり読めません。で、今年一番印象に残った小説は、

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

 では、よいお年を。