どうあっても忙しくなるらしい

我が大学は3学期制ですので、この時期もまだ授業期間中ですが、僕の場合は、今年は3学期に講義を入れずに済んだため(ゼミはある)、例年よりは余裕が出るはずが…、まったくそんなことはなく。何がいけないんでしょうかね。

一因は研究室の片づけをぼちぼちとしていることでしょうか。研究棟の耐震改修工事が来年度以降入ることが決まりましたが、代替場所や荷物の保管場所が、今のところ全く手当てされていない状態のため、どうなってもいいようにこの機会にできるだけ荷物を減らしておこうという感じなのです。まあ、僕のいる棟は2年くらい後になるとのことですが。

 しかし、ずいぶん思い切っていろいろ処分したつもりでも、それがやっと本棚一段分くらいだったりして、やはり断捨離は難しく、道は険しい。

 また、学内で組織している研究プロジェクト関連で、学外のゲストをお呼びする研究会を、この2月に4回行います。既に2回行ったのですが、そのうちの一回は、僕の院生時代の副指導教官のU先生をお呼びしました。かなり久しぶりでしたが、じっくりお話を伺えてよかったです。お変わりないU先生節で、とても懐かしい気持ちも。

 学部ゼミの方も佳境に。先日は、来年度のゼミ選択の参考のため、2年生向けにゼミを開放するオープンゼミを行いました。ずいぶんたくさんの2年生が来ていましたが、さて来年度どうなるでしょうか(これまでの経験からすると、オープンゼミの見学者の数は、翌年の受講者数と、必ずしも相関しない)。

 さて、今年度最後のゼミ書評では以下の本を。

 ①面白かったけど、あまり新味はなかったかも。まあ、こういった感じの日本政治分析が、日本においてもスタンダードになりつつあるということでしょうか。

日本政治の大転換: 「鉄とコメの同盟」から日本型自由主義へ

日本政治の大転換: 「鉄とコメの同盟」から日本型自由主義へ

 ②こちらも面白くて一気に読んでしまいました。きっかけはナルシズム、継続はマゾヒズムというくだりなどは、だいぶ思い当たる(笑)。でも、ゼミ生(3・4年生)にこれを紹介するのはちょっと遅いかも。せめて2年生くらいじゃないと。

学問の技法 (ちくま新書)

学問の技法 (ちくま新書)