春学期開始
また新学期が始まりました。毎年のように思いますが、ついこのまえに3学期が終わったばかりなのに。
ただ、我が大学は今年度から二学期制になりました。それに伴う影響は良い面も悪い面もぼちぼちと出てきているようですが、僕としてはとりあえず、「春学期・秋学期」という言い方が気に入っています。これまで「前期・後期」か「1学期・2学期・3学期」としか呼んだことがないので、何か新鮮で。…と言いつつ、まだかなりの頻度で、「1学期は…」とか言い間違えるのですが。
担当授業の方も一つずつ始まりつつありますが、まずは大学院のゼミから。春学期は、博士論文をもとにして出版された日本語文献を中心に、政治学の論文の構成や書き方、理論の当てはめ方などを検討することがテーマ。10冊以上の候補の中から、受講生の希望で以下の4冊をテキストとすることになりました。
(1)こちらは、アイディアの政治の一つとして。僕自身も某誌に書評を書くことになっているので、その準備も兼ねています。
家族主義福祉レジームの再編とジェンダー政治 (シリーズ・現代の福祉国家)
- 作者: 辻由希
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2012/04/01
- メディア: 単行本
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(2)こちらは博士論文というわけではないですが、院生が希望したので。合理的選択制度論の一例として。
首相政治の制度分析- 現代日本政治の権力基盤形成 (叢書 「21世紀の国際環境と日本」)
- 作者: 待鳥聡史
- 出版社/メーカー: 千倉書房
- 発売日: 2012/05/29
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(3)アイディア+歴史的制度論(理論の組み合わせ)の例として。
制度発展と政策アイディア: 満州国・戦時期日本・戦後日本にみる開発型国家システムの展開
- 作者: 佐々田博教
- 出版社/メーカー: 木鐸社
- 発売日: 2011/12/01
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(4)資源動員論の例として。
現代ドイツ福祉国家の政治経済学 (シリーズ・現代の福祉国家)
- 作者: 近藤正基
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2009/12/01
- メディア: 単行本
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明日には、学部ゼミも始まります。